あなたは「第三の目」という言葉を聞いたことがありますか?
これは「第六チャクラ」と呼ばれる場所のことを指します。
眉の少し上、額の中央あたりにあるエネルギーの中心です。
人の身体は、ただ肉体だけでできているのではなく、目に見えないエネルギーの設計図にそって形づくられていると言われます。
その流れを支えるのがチャクラや経絡(けいらく)です。
そして第六チャクラ ― いわゆる第三の目は、直感や洞察、夢やビジョン、そして霊的な感覚と深くつながっています。
赤ちゃんは多次元を見ている?
生まれたばかりの赤ちゃんは、実は複数の次元を同時に見ていると言われています。
しかし成長するにつれて、この三次元の世界に焦点を合わせるために、ほかの次元を無意識に閉じていきます。
「第三の目を閉じる」とは、まさにその過程です。
逆に「第三の目をひらく」というのは、そのプロセスをもう一度反転させ、眠っていた感覚を呼び覚ますこと。
これは高次の意識を体験する鍵となります。
直感を濁らせるもの ― 「恐れ」
第三の目をひらくうえで大切なことは、自分の中にある「影」と向き合うことです。
なぜなら、恐れこそが直感を曇らせる一番の原因だからです。
私たちはみんな、自分の視点というフィルターを通して世界を見ています。
その中に恐れや思い込みがあれば、本来のメッセージをゆがめてしまいます。
だからこそ、自分の内面を見つめ、少しずつ恐れを手放していくことが、直感を研ぎ澄ませるために必要なのです。
第三の目をひらく実践 ― 二つのステップ
それでは、具体的にどうすれば第三の目を活性化できるのでしょうか。
ここではシンプルに二つの方法をご紹介します。
1. からだに入れるものを整える
第三の目に深く関わるのが「松果体(しょうかたい)」という器官です。
食べ物や飲み物の選び方が、この働きを大きく左右します。
たとえば、避けたいものの一つが「フッ素」。
歯磨き粉や水に含まれることがありますが、松果体を鈍らせると言われています。
逆におすすめなのは、ブルーベリーやゴジベリー、カカオやレモン、スピルリナやクロレラなど。
自然のままの食べ物がエネルギーを浄化し、感覚を広げてくれます。
2. 闇と静けさの中で呼吸する
もう一つの方法は、暗闇の中で呼吸に意識を向けることです。
完全な暗闇に身を置くと、松果体が刺激され、メラトニンというホルモンが分泌されます。
これは深い眠りや夢、つまり「肉体を超えた意識体験」とつながる重要な物質です。
背筋を伸ばして座るか、仰向けに横になり、鼻から静かに呼吸をします。
思考を無理に止めようとせず、ただ「通り過ぎていくもの」として見守るのがコツです。
音とイメージを使ったワーク
呼吸に慣れてきたら、音の力を使うのも効果的です。
松果体は特定の音の振動に敏感で、声で発するトーンが第三の目をひらく助けになります。
たとえば「ホー」「メーイ」という音を、息を吐きながらゆっくり響かせてみてください。
頭の奥や額の中心に、かすかな振動や温かさを感じるかもしれません。
さらに、目を閉じて「額の奥にある目」をイメージしてみます。
最初はぼんやりとした光や色、模様しか見えないかもしれません。
けれど、それで大丈夫です。
赤ちゃんが少しずつこの世界を見分けていくように、第三の目の視覚も少しずつ育っていきます。
具体的な実践ガイド
「メーイ(MAY)」を使った練習をもう少し具体的にイメージしやすくするためのステップです。
無理のない範囲で試してみてください。
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準備
静かな場所で、明かりを落とし、背筋を伸ばして座るか横になる。目を閉じる。 -
呼吸を整える
鼻からゆっくり息を吸い、心地よいところで止める(無理のない範囲で)。その後、口を少し開け、上下の歯がすこし離れて、舌先が上下の歯の間または近くに来る位置を作る。 -
“MAY” の発声
息を吐きながら、「メイ」という音を出す。英語の “May” のように発音しますが、音を一度で短く終わらせるのではなく、できれば「メーーーーイ」など、ゆっくりと音を伸ばす。自分が額(眉の上あたり)や頭の中心に振動を感じられるトーンを探してみる。 -
回数と繰り返し
この “MAY” を余裕がある呼気で5〜6回繰り返す。途中で疲れたり、喉に違和感を感じたら一度休む。 -
感覚を観察する
音を出した後、額や頭の中心、または松果体のあたりにどんな振動や圧、熱、冷たさ、うずきなどがあるか、注意を向けてみる。そして練習後はノートなどに感じたことを書き留めると良いです。
第三の目をひらいたあとに起こること
第三の目を活性化すると、さまざまな変化が訪れます。
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鮮明な夢や予知夢を見る
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感情の波が急に押し寄せる
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食の好みや体質が変わる
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光や音、匂いに敏感になる
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ふとした瞬間に「気づき」が降りてくる
時には、古い記憶や癒されていない感情が浮かび上がることもあります。
これは浄化のサインであり、魂がよりクリアになっていく過程です。
自分の「受け取りやすい方法」に気づく
超感覚の情報は、人によって受け取り方が違います。
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映像のように「見る」人
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感情で「感じる」人
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ただ「知っている」と分かる人
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身体で「体感する」人
第三の目をひらくと、自分の得意な感覚がより強まっていきます。そしてやがて、他の感覚へも広がっていきます。
おわりに ― 自分のペースで
第三の目をひらくことは、決して特別な人だけに与えられた能力ではありません。
それは誰もが持つ自然な感覚であり、ただ眠っているだけなのです。
ときには戸惑いや抵抗もあるでしょう。
でも大丈夫。
開くかどうかを決めるのも、そのスピードを決めるのも、あなた自身です。
深呼吸をひとつして、自分の中に眠る静かな光を思い出してみてください。
第三の目は、あなたの直感と宇宙意識をつなぐ優しい扉なのです。