感情 癒し 統合

「自分を大切にする」ことから始まる心の旅

宙音あかり(そらね あかり)

心の奥にある光を見つめ、言葉にのせて届けています。 孤独や不安を抱えながらも、どこかで「宇宙とのつながり」を信じている方へ。 日常の小さな気づきを通して、魂がほんとうの自分に還る旅を、ともに歩んでいけたらうれしいです。

あなたは、一生「自分」と一緒に生きていきます。

今日は、その自分との関係を、静かにあたたかく見つめ直すお話をさせてください。

一生続く「自分とのパートナーシップ」

私たちはよく、「自分を大切にしましょう」と言われます。

でも、自分を大切にすることは、なにかを一度クリアして終わりになるものではありません。

恋人や家族との関係と同じように、

自分との関係も、毎日の小さな積み重ねでできています。

  • たまにだけ優しくする

  • 気が向いたときだけ自分をねぎらう

それだけでは、どんな関係も少しずつ苦しくなってしまうものです。

自分に対しても同じです。

ただしここでひとつ大切なことがあります。

『自分を大切にすることを、義務にしない』ということ。

「もっと自分を大切にしなきゃ」

「こんなの大切にしてるとは言えない」

そんなふうに責めながら頑張ろうとすると、心はますます固くなってしまいます。

私たちが自分を嫌いになった理由は、たいてい「誰か」のため

子どものころ、私たちは「つながり」に大きく依存しています。

お母さん、お父さん、友だち、先生…。

その大切な人たちから、

  • 「そんな怒り方やめて」

  • 「空気を読んで」

  • 「暗い顔をしないで」

こうした言葉や態度を感じると、子どもの心はすぐにこう思います。

「この部分があると嫌われるんだ…」

そして、嫌われないために、

自分の中のその部分を『自分で嫌う』という選択をしてしまいます。

怒り、寂しさ、弱さ、わがまま…。

いろいろな部分を押しこんで、見なかったことにします。

だから、いなくなることはなく、

心の奥でずっと、ひとりぼっちで震えているのです。

そのときに生まれる感覚が「恥ずかしさ」や「自己否定」。

これが、大人になっても続く「自分嫌いの根っこ」になります。

自分を大切にするとは、すべての自分を仲間にすること

では、「自分を大切にする」とは何でしょうか。

わたしはこう考えています。

自分のあらゆる部分を見つけて、聞いて、理解して、その子の味方になってあげること。

  • 見たくない部分にそっと光を当てる

  • 嫌ってきた部分の声を聞く

  • その部分に込められた痛みを感じてあげる

  • 「ここにいてもいいよ」と認める

  • その部分が楽になる選択をしてあげる

これが自分を大切にする生き方です。

反対に、見ないようにしたり、追い出したりすると、

心の中で「自分 VS 自分」の戦いが始まってしまいます。

その戦いで傷つくのは、どちらでもなく「あなた」自身です。

嫌いな部分を、いちばん良い形に育てていく

ここで、少し視点を変えてみましょう。

昔の人たちは、「金属を金に変える」というたとえを使っていました。

わたしはこれを心にも使えると思っています。

自分の嫌いなところを、そのまま否定せず “より良い形” に育てていく。

たとえば…

  • すぐ怒る自分
     → 実は「大切なものを守る力」が強いのかもしれません。

  • 落ちこみやすい自分
     → 人の痛みに深く寄りそえるやさしさを持っているのかもしれません。

  • ひねくれてしまう自分
     → 一方向から見ない「洞察力」があるのかもしれません。

大切なのは、

この性質が最高の形になったら、どんな才能になるだろう?

と考えてみることです。

自分の「イヤな部分」を敵として消す必要はありません。

それよりも、味方にしていくことのほうが、心はずっと楽になります。

自分を大切にするワーク

もし、今のあなたに余裕があれば、こんなワークを試してみてください。

① 自分の「嫌いなところリスト」を書く

  • すぐ不安になる

  • 人に頼れない

  • 嫉妬してしまう

  • すぐ疲れる …など

正直で大丈夫です。誰にも見せないので安心してください。

② その部分の「良い形」を想像する

  • 不安になりやすい → 人の細かな変化に気づける

  • 嫉妬 → 本当は深く愛せる

  • 頼れない → 責任感が強い

正解はありません。「もしそうだったらいいな」で十分です。

③ 心の中で、その部分と出会って話してみる

目を閉じて、その嫌いだった部分がひとりの子どもやキャラクターだとしたら、どんな姿か浮かべてみます。

そして、心の中でやさしく話しかけます。

「ずっと無視してごめんね」
「あなたがいたから守れたものもあったよね」
「これから少しずつ味方になるね」

完璧じゃなくていい。

ただ、追い出すのをやめて、少しだけそばに座ってあげる。

それだけで、心は深呼吸を始めます。

自分を大切にする旅は、嫌いな自分と手をつなぐところから

「自分を大切にしましょう」と言われても、急にすべてを好きになるのはむずかしいことです。

だから、無理にポジティブになろうとしなくて大丈夫。

それよりも、

  • イヤだと思ってきた部分を少し理解する

  • 「ここにいてもいいよ」とスペースをあける

  • その部分のために小さな優しさをひとつ選ぶ

そんな一歩のほうが、心を深く変えていきます。

あなたが一生つき合っていく相手は、ほかの誰でもない「あなた自身」です。

どうか今週、その大切なあなたに、ほんの少しだけ優しさを向けてあげてくださいね。

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